9/6(火)~30(金)で行われた目黒区議会第3回定例会では、本会議での一般質問、決算特別委員会、企画総務委員会での補正予算の審議など、多くの質問の機会がありました。特に一般質問では東京都の動きに目を向けて
①首都直下地震での被害想定について
②目黒区での性の多様性尊重について
の2点について質問しました。
①の首都直下地震については、東京都でこれから防災計画が策定された後に目黒区でも地域防災計画が改訂されることになります。死者や避難者などのように数値が想定された被害については対策が少し進んできていますが、一方で交通インフラやライフライン(電気や水道など)の断絶、遺体や廃棄物の処理についての対策はこれから。また現在の目黒区は地域防災推進課長に陸上自衛隊幹部OBを配置しており、初動体制で縦割りを排してスピーディに対応できるように組織体制を見直すとのこと。私が議員になる前に災害ボランティアで訪れた南相馬市(福島県、東日本大震災)や岡山市真備町(西日本豪雨災害)では近隣自治体との対応力の差を目の当たりにしたので、目黒区の初動体制は特に気になっている所です。
②の性の多様性尊重については東京都でパートナーシップ宣誓制度の運用が開始されたことに加え、今年4月には「目黒区男女平等・共同参画及び性の多様性の尊重を推進する計画」が策定されたことから、性の多様性の理解促進や、性的指向及び性自認に基づく困難等の解消について区の所見と今後の課題について尋ねました。区営住宅の入居や、区役所職員の福利厚生の要件として同性カップルでも可能となるように準備を進めているということも窺えました(※区営住宅の入居は実際に今年度の募集から可能に)。
質問の様子はこちらからもご覧いただけます。