12/9(水)常任委員会。私の所属する生活福祉委員会は早く終わったので、その後は都市環境委員会を傍聴。後期高齢者医療広域連合議会定例会の報告、マイナンバー交付円滑化計画、毎日映画コンクールなど 4件でした。また長い文章になってしまったので、ホームページでブログを開設しようか迷う今日この頃です…。
さて後期高齢者医療に関しては、75歳以上の高齢者の健康保険の管轄は区市町村ではなく都内で、予算額が1兆円超と、頭がクラクラする数字です。働く私たちの世代の社会保障費用負担は私のテーマのひとつですが、議論の場は都内の区市町村が集まった広域連合。実際に議論できる場にいないのが残念でなりません。
マイナンバーは言ってしまえば国からのムチャぶりで、普及のペースが遅いから今までの2倍ペースで進むよう各自治体で計画を立てろ、との内容です。目黒区の進捗は全国平均を大きく上回っており、職員のご尽力に頭が下がる思い。自民の委員が先に質問(※)してくれましたが、国からの補助金は出ているものの目黒区での持ち出しが約400万円(昨年度は1,400万)発生。国にきちんと財源を要望すべき、という彼女の意見は本当にその通りだと思います。
(※目黒区議会の慣例では、質問の順序は大きな会派から。ただ意図的にのんびり手を挙げれば、委員長の采配で後出しもできます)
毎日映画コンクールは、明るい話題。昨年度は2月に川崎市で表彰式を開催していましたが、今年度はパーシモンホールでの開催。共催者枠として、区民100名を無料招待するそうです。
せっかく主催者が目黒区に白羽の矢を立ててくれたこの機会、「文化のかおり高いまち」としてのブランド化にもつながるハズ。今年度はコロナ対策で人数も絞っていますが、今後はプレスリリースを出したり、区外の方も招待したりして盛り上げて頂きたいところ。
淡々と話す女性の部長さん(今回から課長兼任)ですが、委員会後の雑談の中では情熱を感じました。100名の無料招待、12/15のめぐろ区報発行から募集開始!
祐天寺駅周辺地区整備計画素案の報告に間に合ったほか、目黒区豪雨対策計画改定素案の質疑も一部聞くことができました。資料は都市環境委員会以外の議員にも後で配られましたが、いずれもパブリックコメントを12/15から開始予定です。豪雨対策計画については目黒川(蛇崩川を含む)、呑川の流域で、1時間当たり約75㎜の豪雨にも対応できるようにするというもの。
また祐天寺駅周辺の整備計画については防災や、駅前ロータリー(と周辺の道路)の話題が特に気になりました。狭い道や古い家が多く、震災時は祐天寺1丁目と上目黒4丁目は不燃化領域率が目黒区内88町丁目のうちワースト1、2位を占める危険な地域。東京都の指定する「木造密集地域」(道路の拡幅や耐震化に東京都の予算が使える)から漏れており、私が当選後初めて一般質問をした昨年の時点では、対策には消極的な印象でした。当時の打ち合わせ段階(非公式)では「使える予算やスキームが無いか探していく」と言っていたと思いますが、今回の計画素案では東京都の「新たな防火規制区域」への指定を検討することが盛り込まれました。「木造密集地域」と同様に建て替えの際に補助金等がおりるのかを調べても出てこないので、本当にこれで進むのか疑問を感じます。ただでさえ建替えはセットバックが必要で進んでいない地域なのに…。
ロータリーやその周辺の改修については国が1/2を負担する「まちなかウォーカブル推進事業」を活用するとのこと。その補助金は花壇の再整備や道路の設計変更、サイン(「交番はあちら」など)やオープンカフェの設置などにも使えるらしいです。バスがすれ違うのもひと苦労の細い道路、歩行空間確保に向けた議論を進める意思も感じました(写真の図は「地域で話し合いをして」いくことが前提なので、確定はしていません)。
福祉の3計画や学校施設整備計画、今回の祐天寺地区周辺の整備計画と合わせてこちらもパブリックコメントの募集となります。ぜひ、忌憚ないご意見を!

