オリンピック・パラリンピック会場視察

12/12(木)、目黒区議会議員有志でオリンピック・パラリンピックの会場視察へ行ってきました。着々と進む準備に、少しずつオリンピックが近づいてきたことを実感した一方、いくつかの不安も感じました。

まず有明のテニスの森やアリーナ、体操競技場は新しくできた豊洲市場から至近距離にあります。豊洲の前身である築地市場は全国一の取扱高、大田市場に次ぐ2位の取扱量を誇る巨大な市場ですが、大会期間中の食卓に並ぶ魚や野菜はきちんと小売店に届くのでしょうか。大規模のチェーン店なら独自の物流センターを持っていることもありますが、例えば朝に豊洲から仕入れを行う企業や自営業者の店はどうなるのでしょうか…。

またこれら有明一帯の会場へのアクセスですが、公共交通機関の最寄り駅となるゆりかもめは各1万人程度を収容する施設へ行くには非常に貧弱です。都の職員に尋ねるとその通りで、JRやメトロを利用してほしいとのことでした。新木場(JR京葉線)まで約3㎞、辰巳(メトロ有楽町線)まで約2km、熱中症対策に関しては途中で休憩所等を設けるとのことです。来夏が猛暑にならないことを切に祈るばかりです。

そして最後は不安ではありませんが、アリーナに関しては建設に370億円を要し、こちらは民間企業(の集合体)に25年間の運営権を94億円という大安売り。バスで提案概要を見ると税引前純利益の50%(と業績連動支払い(金額不明)?)を毎年東京都に収めるとのことで、運営に参加している企業は電通やNTTドコモ、アミューズ(芸能事務所?)、アシックス等。大手企業の方がチャンスを手に入れやすいのは資本主義の特徴ではありますが、何か釈然としないものを感じます。投資家にでもなろうかなぁ(現実的かどうかは別として)…。

1964年に合わせて張り巡らされた首都高から東京の街を眺めつつ、オリンピック・パラリンピックが成功し、2020年の大会の遺産が未来に活きるものであり続けることを心から願います。